今ならまだ間に合う!? 身長を伸ばす栄養素と運動法
「身長を伸ばしたい」と思ったことがある方は大勢いると思います。
身長は、遺伝的な影響を大きく受けるといわれています。それを踏まえた上で、骨を強くする食生活、運動などを早い時期から習慣化していくことがベストと言えます。
そこで今回は、身長を伸ばす食事法と運動法について話していきます。
①身長を伸ばす栄養素と食事
②身長を伸ばす運動
①身長を伸ばす栄養素と食事
・身長の伸長=骨の伸長
残念ながら、食べるだけで身長が伸びるという、そんな奇跡的な栄養素は存在しません。
そもそも身長が伸びるとは、骨にある骨端線という軟らかい部分が伸びていくことです。
つまり、身長の伸長=骨の伸長です。
骨端線は大人になるとなくなってしまうため、骨端線がある思春期うちに最大の効果が出るように働きかけることが大切です。
効果的な食事法は、「高たんぱく質・低脂肪」な食事をとることです。
私たちの体のすべてはたんぱく質でできています。
そのため、身長を伸ばすには、まず、たんぱく質を摂取することが大切です。
*たんぱく質食品…肉類(生ハム、鳥ささみ、豚ロース、ウインナー)、魚類(するめ、イワシ、いくら)、卵、乳製品(チーズ、牛乳、ヨーグルト)、大豆製品(きな粉、納豆、豆腐、豆乳)
逆に、控えたほうがいい栄養素は脂肪です。
脂肪が多い食事は肥満の原因になり、肥満になると身長が伸びる時期が短くなってしまうことがわかっています。
・骨の成長に大切な4大栄養素
たんぱく質と同じく、骨の材料になる栄養素は、カルシウムです。
そして、そのカルシウムの吸収率をアップさせてくれるのがビタミンDとビタミンKです。
また、たんぱく質の吸収を助け、成長ホルモンの分泌に影響を及ぼすものがあります。
それは、亜鉛です。
*カルシウム…青菜類(小松菜、ほうれん草)、魚介類(桜エビ、しらす)、乳製品(牛乳、チーズ)、ごま・ナッツ類
ビタミンD…卵、魚介類(鮭・うなぎ)、きのこ類
ビタミンK…肉類(鶏、牛、豚)、海藻、野菜類(キャベツ、小松菜、ほうれん草、ブロッコリー)
亜鉛…魚介類(牡蠣、タコ)、肉類(鶏・牛・豚)、大豆製品(豆腐、納豆)
これらの栄養素を組み合わせ、バランスよく摂取することが、身長を伸ばす上で大切です。
②身長を伸ばす運動
適度な運動は、骨や筋肉に刺激を与えてくれます。
身長を伸ばすには、骨に対して縦方向に刺激を与えるような運動が効果的です。
その運動には、ジャンプやランニングといったものがあります。
ジャンプやランニングは、骨を伸ばしてくれる軟骨の部分に刺激を与えるため、身長を伸ばすには効果的です。
*過度に骨や筋肉に負担を与えるような運動は、骨や軟骨に損傷を与えるため、逆に身長が伸びにくくなってしまいます。
無理のない範囲でしっかりと運動をすることが大切です。